少し陽射しがありました。明日は雨みたい。
 
★シンプルだけど凄い?
星のスペクトル(分光)写真を撮るアイテムで、簡単な仕組みだけど凄いようだと話題になっているモノがある。ここの、
http://www.rspec-astro.com/star-analyser/
SA-100というヤツ。回折格子をフィルター枠に入れたようなモノですね。日本ではまだ販売されていないみたい。価格は2万円程度かな。
載っている撮影したスペクトル画像が高性能な装置で撮った写真と変わらない出来栄えだ。サイトの説明を良く見ると、この写真の出来は画像処理のお陰が大きいみたいですけどね。
回折格子をカメラの前に置く方法でスペクトル写真を撮ってみると。


一番簡単なのはこのカメラの内部に回折格子を入れる方法。

このように写ります。これが写した星のスペクトル。

↑拡大

暗い星まで写るのですが、写りが悪い! とても使えるものではない。
ピントが合う範囲がスペクトルの両端で違うし、変形しているし、端の方が広がってもいる。これでは吸収線や輝線などは見えない。
このように回折格子で撮ったスペクトルを処理するフリーソフトが出ていますが、これじゃ画像処理してもダメだ。
何が違うのだろう?
SA-100の回折格子はmmあたり100本でSA-200が200本の物らしい。 今回使ったのはたしか600本だったと思う。100本の回折格子は売ってないようだ。でも140本のが売っていましたので注文している。さてどうなるかな。