星に望遠鏡を向ける方法(一例です)

こちらでやっている赤道儀を使った方法です。
星雲、銀河、星団など望遠鏡のファインダーでほとんど見えない天体に望遠鏡を向けるのは実に大変です(宇宙はあまりにも広い)
今まで色々な方法で試して一番やり易かったのが、赤経赤緯目盛を使う方法です。
例は子持銀河M51に望遠鏡を向ける場合
1.見る天体と、その天体と近くの明るい星の赤経赤緯座標を調べます。
 座標は天体ソフトやネットで、近くの明るい星は簡単に望遠鏡を向けられる判りやすい星にします。

2.望遠鏡を座標を調べた近くの明るい星に向けます。
 例は北斗七星のアルカイドという星
   
3.赤道儀の目盛環を回して座標に合わせます(写真Aが赤経、Bが赤緯)
 アルカイド 赤経:13時47分32秒、赤緯:+49度18分
4.次に赤道儀の目盛を見ながら望遠鏡を見たい天体の座標になるよう動かします(写真Cが赤経、Dが赤緯)
 子持銀河 赤経:13時29分54秒、赤緯:+47度12分
 これで見たい天体の近くに望遠鏡が向きます。運が良ければ見たい天体が見えます。
 見えてない場合は低倍率で少し望遠鏡を動かして探します。